P1 腸内環境の仕組みを知る(今ここ)
P2 腸活サプリの選び方
P3 おすすめ腸活商品
腸活 3記事シリーズ
Phase 1 — 悩みフェーズ 腸活特集 2025年6月

腸内環境が乱れると何が起こるか。
免疫・メンタル・エネルギーへの連鎖

HLA資格者監修
参考:PubMed・Nutrients誌・Cureus誌
読了 約8分
2025年6月
「野菜もしっかり食べているし、ヨーグルトも毎日食べている。なのになんとなくお腹が張る、スッキリしない」。実は食事に気をつけていても、気づかないうちに摂っている添加物・甘味料・乳化剤が腸内細菌のバランスを崩している可能性があります。「何を食べているか」だけでなく、「何が一緒に入っているか」も腸活には重要です。

食事に気をつけているのに
お腹が張る・スッキリしない理由

「腸活しているのに効果が出ない」という方に多いのが、善玉菌を補っている一方で、腸内細菌のバランスに影響する成分も同時に摂っている可能性がある状態です。腸活でよく意識される「プロバイオティクス(善玉菌の補給)」だけでなく、「何を減らすか(Select)」が同じくらい重要です。

腸活が効きにくくなるメカニズム
1
善玉菌を補う
ヨーグルト・乳酸菌サプリを摂取
プロバイオティクスとして善玉菌を補給。ここまでは正しい腸活です。
2
同時に
気づかず「腸内環境を乱す成分」も摂取
加工食品・清涼飲料水・市販スナックに含まれる人工甘味料・乳化剤・果糖ぶどう糖液糖・保存料が腸内細菌叢に影響を与える可能性があります。
3
結果
補っても崩れるサイクルが続く
善玉菌を補いながら同時に腸内環境を乱す成分を摂り続けると、腸内フローラのバランス改善が進みにくくなります。「腸活しているのに効果が感じられない」という場合、このサイクルが一因になっている可能性があります。
4
対策
Select(減らす)を腸活の前提に置く
腸内環境を乱す成分を「なるべく減らす」ことを腸活の土台に。その上でプロバイオティクス・プレバイオティクスを補うと、相乗効果が生まれやすくなります。

腸内細菌に影響する可能性がある
「気づかない成分」4つ

日常的に摂取している加工食品・飲料に含まれる以下の成分は、腸内細菌叢への影響が研究で示唆されています。「知っているかどうか」で選択が変わります。

腸内環境に影響する可能性がある成分
人工甘味料
スクラロース・アセスルファムK・アスパルテーム
「カロリーゼロ」「ゼロシュガー」系の食品・飲料に多く含まれます。2022年にNature誌に掲載された研究では、一部の人工甘味料が腸内細菌叢の組成変化に影響することが示されました。ただし個人差が大きく、さらなる研究が進行中です。
主な表示:スクラロース / アセスルファムK / アスパルテーム / ネオテーム
果糖ぶどう糖液糖(異性化糖)
清涼飲料水・菓子パン・市販スナックに頻繁に登場
コーンスターチ由来の甘味料で、血糖値スパイクの原因になるだけでなく、腸内フローラへの影響も研究で示唆されています。特に果糖(フルクトース)成分が悪玉菌を増殖させやすい環境を作る可能性があります。
主な表示:果糖ぶどう糖液糖 / ぶどう糖果糖液糖 / 異性化液糖 / コーンシロップ
乳化剤
アイス・マーガリン・加工食品の「なめらかさ」を作る成分
ポリソルベート80・カルボキシメチルセルロース(CMC)などの乳化剤は、動物実験において腸壁の粘液層を薄くし、腸内フローラのバランスを乱す可能性が示されています。ヒトへの影響は研究途上ですが、注意すべき成分です。
主な表示:乳化剤(成分名の記載は任意のため注意)/ ポリソルベート / CMC
保存料
ソルビン酸K・安息香酸Na
食品の保存期間を延ばすために使われますが、腸内細菌の増殖を抑制する作用が、善玉菌にも影響する可能性があります。「腸内細菌の抑制」は本来、悪玉菌だけを抑えるわけではありません。
主な表示:ソルビン酸K / 安息香酸Na / ソルビン酸
エビデンス
2022年のNature誌(Suez et al.)の研究では、スクラロース・サッカリンなどの人工甘味料が腸内細菌叢の組成と血糖応答に影響することが、健康な成人を対象とした二重盲検試験で示されました。また乳化剤(ポリソルベート80・CMC)については、Chassaingらの研究(Cell誌 2015年)で、腸壁の粘液層の変化が動物実験で観察されています。ヒトへの影響については現在も研究が続いており、個人差があります。
参考:Suez J, et al. Nature. 2022 / Chassaing B, et al. Cell. 2015 / 食品安全委員会 各種評価書

成分表示での確認方法
「知っているかどうか」が選択を変える

上記の成分は、日本の食品表示法で原材料名に記載義務があります(一部は一括名での表示が可能なため注意が必要)。次の確認習慣を持つだけで、腸内環境への影響を減らせます。

📋
成分表示で確認するポイント
「/」(スラッシュ)以降を見る:日本の食品表示では「/」の後ろに添加物がまとめて記載されます。品目数が少ないほど添加物の使用が少ない傾向があります。

乳化剤は注意が必要:「乳化剤」と書かれるだけで成分名が省略される場合があります。可能であれば成分名が明記されているブランドを選ぶと判断しやすくなります。

「ゼロカロリー」「ダイエット系」に注意:カロリーを抑えるために人工甘味料が多用されているケースが多くあります。
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Select の次は Take
腸内環境をサポートする成分を補う

「減らす」ができたら次は「補う」です。腸内環境をサポートする成分の中で、特に注目したいものを紹介します。

🌿
イヌリン(チコリ由来)
善玉菌のエサとなるプレバイオティクス。ビフィズス菌・乳酸菌を育てる
プレバイオティクス ◎
🍶
麹・発酵食品
酵素・有機酸が豊富。腸内環境の多様性に貢献
発酵 ◎
🌾
全粒オーツ(β-グルカン)
水溶性食物繊維。善玉菌の多様性を高め血糖値も安定化
食物繊維 ◎
🫘
発酵えんどう豆プロテイン
植物性プロテイン。腸への負担が少なく消化吸収しやすい
植物性 ◎
🍬
甜菜糖(てんさい糖)
オリゴ糖を含む自然な甘み。善玉菌のエサになる
腸活 ○
🌱
生姜(ジンジャー)
腸の蠕動運動を促進。抗炎症作用も研究されている
サポート ○
🌿
からだファーストのスタンス
腸活の効果が出ないと感じるときは、「何を補うか」より「何を減らすか」を先に見直してください。善玉菌を補いながら、同時に腸内環境を乱す成分を毎日摂り続けていれば、腸活の効果は出にくくなります。「添加物を完璧に避ける」必要はありません。まず「知って、なるべく減らす」ことから始めましょう。
Next Step
「では、腸活サプリはどう選ぶか」
仕組みと「減らすべき成分」が分かったら、次は具体的なサプリの選び方を学びましょう。菌の種類・菌数・プレバイオティクスの組み合わせで何を見るかをまとめています。

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